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あつらえ家具のつくり方〈前編〉

その物語は一枚のスケッチから始まりました。
   

   



s様はいろーんな家具をたーくさんお使いくださっている
タナカジマの長いお客様。
ある日こんなスケッチを頂きました

なーんと一枚板のTVボードです。
「急ぎませんので・・・」のお言葉付きで・・・

さすがです、何ともダイナミックな板の感じが伝わってきます。
「これだけの板が見つかるかなー・・・」

お題を頂いてから4ヶ月。



やっと出会えました、ウオールナットの一枚板です

長さ220センチ、厚みもたっぷり、
これなら重いTVを載っけても大丈夫。

すーと伸びた木目
まるでアスリートのしなやかな肢体のようです。
大きな枝がでていたのかなー・・・
この木を特徴づける大きな節が個性的ですねー

s様はご夫婦そろって一目惚れしてくださいました。
ポイントをお伺いしたら  
「直感」・・恋愛と同じですね。



早速 ご来店いただき、具体的な形を決めてゆきます






店内にあるものをかき集めてデッキ棚の模型です。
サンプル板とプラスチック定規がぴったりサイズ!!

続いて 曲面のアイアン脚・・・
「ウーン、どんなイメージになるのかなー」

っで登場したのが  おーいお茶







何ともアナログですが、これで位置、寸法も
バッチリ決まりました。

s様、お仕事でつくる模型は3Dプリンター
さすが 最先端ですねー

アナログ模型は久しぶりとの事でしたが
段ボールをカットする姿が何とも
楽しそうでさまになっていましたよー



この後は
イメージ通りのTVボードになるように
工房と打ち合わせをしながら進めてゆきます。

出来上がりましたら 〈後編〉でご報告いたしますね。
s様  どうぞ楽しみにお待ちくださいませ。